まよなかのまとめ

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ドラゴンクエストビルダーズ2【感想】

ドラゴンクエストビルダーズ2(switch版)をクリアしたので感想を。

悪かった点良かった点、総評、島ごとの感想、の順で書いていきます。

島ごとの感想やネタバレ部分はアコーディオンで開閉できるようにしておきますが、機能していなかったらすみません。ネタバレ部分は最後の方だけですので、「島ごとの感想」にさしかかったあたりはチラチラ見ていただければ・・・

 

 

悪かった点

1,Aボタンの道具切り替えが不便

ビルダーズでは道具を持ち替えるときAボタンを使うのですが、人に話しかけるのも同じAボタンです。

道具を持ち替えようとして話しかけてしまうパターンが多すぎて若干ストレスに感じました。特に相棒として近くに付いて回るキャラがいる本作でこれはしんどいっすね。

 

2,おつかいゲー感

まあ仕方のないことなんですが「○○を50個集めてきて」といった依頼が多く、人によっては、かなりのおつかい臭を感じると思います。

「マインクラフト」ライクなゲームでは自由度も人気の一つなので、後述のバグも含めて行動を決められている感じが苦手な人はキビシイかも。

 

3,進行不能バグが致命的

 進行不能になるバグが数個見つかっており、オートセーブ機能があるため初めからやり直しになるものもあった

現在ではパッチで直っているようだが、オフラインユーザーは気を付けて遊ぶ必要があるのは間違いない。

これが一番のネックで、一度バグに引っかかると他のイベントでも疑心暗鬼になってしまう。ゲーム自体に良い点が多いだけに非常に惜しい・・・

 

良かった点

1,痒いところに手が届くビルド機能

このゲームにおいて重要なビルド部分は、便利な機能が揃っている。

隣接したブロックを自動で判別してそれに沿った形に変わったり、床や壁を一気に塗り替えたりできるのは良いね。

ブロックの種類も豊富で、思った通りの建物や施設が作りやすくなっている。

 

2,ストーリーが良い

あくまで自分の評価だけれど、ストーリーはドラクエ!という感じで俺好みでした。

建築部分に惹かれて購入した人も楽しめるようにできていると思う。

あと、最後までやって相棒のシドー君を好きにならない人はいるのだろうか?ってくらいシドー君がかわいく見えてきます。

 

3,音楽が素晴らしい

当たり前でしょって思うかもしれませんが、やっぱりすぎやまこういち御大の作った音楽は素晴らしい!

過去作のドラゴンクエストナンバリングの曲が使われていて、しっかりと雰囲気を盛り上げてくれます。

島の感想のところでも触れているけど、ドラクエの音楽ってほんと当時の思い出が強くて、童心に帰ってしまうね。

 

総評

音楽、シナリオ、ビルド部分共に買って損はないと思えるゲームでした。

ドラゴンクエスト2をプレイしているとニヤリとできる要素もあり、建築部分も良くできていると感じます。

相棒のシドー君は男性であっても女性であっても好きになるキャラなので皆も是非ハマってくれ

 

ただハマった場合相当な時間泥棒にはなりますので、そこのところはよろしくお願いします。

自分はレベル上げとか苦にならないタイプで、おつかいイベントも割と平気だったから本当に時間を忘れてプレイしてしまって・・・スマブラもやりたいのにね。

 

ドラクエのIPで「マインクラフト」をしたい方、「ドラゴンクエスト」をやりたい方はビルダーズ2、おすすめです。

興味のある方は体験版もあるので是非やってみてください。

ただ本当に進行不能バグだけはなぁ・・・

 

 

 

 

↓島ごとの感想です

 

 

島ごとの感想

▶からっぽ島(クリックで開閉)

島に漂着した瞬間ドラクエ5の「聖(ひじり)」がBGMで流れます。もうこの時点で感動しました。

ドラクエ5と同じく奴隷身分からの漂着というシチュエーションのため、これほどぴったりのBGMは無いでしょう。

 

そしてキーパーソンである相棒「シドー」君の登場。

「シドー」がドラクエ2のラスボスであるというのは皆さんご存知だと思いますが、それを知っても知らずとも謎が深まる始まり方だよなぁ。

ルルもこの時点では高慢ちきな面倒くさい女の子って感じですが、なかなかどうして憎めない感じになっていきます。

 

▶モン○○○島(クリックで開閉)

マイナスからのスタートって感じのはじまり方。この世界の決まり事が少しずつ見えていきます。

基本的なビルドのやり方を学ぶ大陸なのですが、ここらへん当時はバグが多いという情報があり、ひやひやもんでした。

ババンゴの実がめっちゃやわらかそうで、もみたかった・・・

 

印象的なのは、魔物の中にはハーゴン教団と違い、おおねずみやリリパットなど人間に友好的な種族がいるということですね。

チュートリアルの船でもそうですが、ビルダーズ2の魔物は憎めない存在が多い気がする。

 

新しい武器作ってもシドー君がこんぼうをずっと持っていてくれるのすき。

 

マギールさんとの別れはかなりのしんどさ。「たった一夜でもビルダーになれてうれしかった」のセリフは涙腺よわよわなので涙出ました。

そこからの大樹をもう一度作る展開はかなりアツいですね。

 

大ボス撃破後に大陸が自然に戻っていくのを見て「おーっ」って言っちゃいました。

 

▶オッ○○○島(クリックで開閉)

島に着いたら「武器商人トルネコ」がBGM。雰囲気があっていて素晴らしい。

 

あらくれ達と、島の希望「ゴルドン「ペロ」の物語なんだけど

こういう男たちと鉱山ってのは同じくドラクエ4の「アッテムト鉱山」みたいだね。

 

この島はとにかく飯と建築を要求された印象が強い。

まあ、爆弾でドカンがめちゃくちゃ気持ちよくてやみつきになるので鉱石堀は苦痛じゃなかったけど・・・

 

ゴルドンヘッド置く位置わかんなくてバグかと思った人結構いる気がする。メドーサボール戦よりそっちの方が焦りました。

 

人々が富を取り合うようになってからメドーサボールによってゴルドンの力を封じさせ、鉱石をただの石に変え鉱山街を没落させる。というのは結構な頭脳プレイだよねハーゴン教団。

 

最後にペロがからっぽ島来ちゃって大丈夫なのかよって思ったわ。

気持ち悪い質問ですけど、ペロがバニー服着て髪染めたとき皆さんどう思いました?いや、まあどうでもいいんですが

 

▶○○島(クリックで開閉)

捕らわれの身に逆戻り。

教団が物作り気力を失わせようといろいろしてくるが「また作ればいい」と言う主人公は信念があって良い。 

この島ではシドーくんがいつも以上に心の支えになってくれている印象。

もう信頼関係も完全に成立しきってる感じがするなぁ。

 

捕らわれているため、指定された操作以外ができない場合が多く、窮屈に感じる人がいるかもしれないと思った。「マイクラ」ライクを求めている人は特に

 

置いて行ったスライム達は今後仲間に戻ってきてくれるのかな?

なお、ここにあるエッチな本を取り逃してる人もレシピがあるので後々入手可能です。

 

▶ムー○○○○島(クリックで開閉)

前情報なしでやってたんで、まず島の名前にビックリ。

そして、BGMや廃墟のムーンブルクムーンペタロンダルキアが素晴らしい。

ここはしっかりとハーゴンの名前が出るドラクエ2だなと言う感じで嬉しくなります。

 

この島は全体的に暗いですね。フィールドももちろん、不思議な教団の教え、戦闘の量、シドー君の異変、裏切りなどが渦巻いたストーリーは世界観にマッチしています。

ロンダルキアローレシア城などは原作をプレイしていれば鳥肌ものの再現度でこれまたすごい。

 

裏切り者は若干のミスリードもありつつやっぱりかといった感じ。

道中見せた死への恐怖と、あまりに親身すぎるってので疑ってしまうよね。

 

また、物語が一気に核心へと近づき、ハーゴンの亡霊は破壊神シドーに現実の世界を偽りの世界もろとも破壊させようとしていることが判明。

 

Twitterなど見た感じではこの島でかなりのショックを受けた方が多いようですなぁ。ストーリーの内容や、シドー君との喧嘩が原因みたいですが・・・

自分もシドー君にラーのかがみ向けるのしんどかったです。

 

▶ラストダンジョン

破壊天体。シドー君に精神攻撃で過去を切り捨てさせようとするハーゴン。ここらへんは亡霊でも悪の神官としての仕事をしっかりやってるよなぁ。

 

BGMさぁ・・・ずるいでしょ。

ここで「おおぞらをとぶ」が流れた瞬間、小便漏らしました。 (良すぎて)

ほんとあんまりこういう言葉使いたくないけど、鳥肌立ちますよ。

 

自分が思っていたラストの展開とは全く違ってビックリした。

今までの大陸のみんなが力を合わせて!って感じだと思ったんだけれど、これはもう主人公とシドー君の物語なんだなぁ。

 

「破壊と創造は表裏一体」モンスターと人間も、破壊神とビルダーも仲良くできるんだよね。

いいモンスターばっかりだったから、もう一度会いたいなと思ってしまう。

 

最後の展開は涙腺よわよわなので泣きました。シドー君がやくそう作るとこで「コロシアム」流れて泣かんやつおる?

もうシドー君が喋るたびウルッとくるからしんどかったわ。

 

モンゾーラ、オッカムル、ムーンブルク、どの島での経験が欠けても破壊神シドーは倒せなかったんだよなぁ。

「序曲」も「ひっさつ」も展開を盛り上げる最高の流れですね。

 

新しい世界を「作ろう」としてる時点で、ハーゴンと主人公は同じだってのはハーゴンには効いただろうなぁ。「次生まれるときは良い仲間に巡り合え」というのも、やっぱり自分と主人公の関係性があってこそのセリフですよね。

 

ラストがシューティングになるのは賛否両論ありそう。自分はそういうの抵抗ないけどね。ラストが音ゲーになったりするゲームもありますし・・・

 

 

おわぢ